岩本町・東神田地区連合 東神田豊島町会

25.05.11

【町会の特徴】
元禄16年(1703年)の地震による火災で、湯島一丁目から三丁目(現在の文京区湯島一丁目周辺)の町屋が被災しました。
​翌年、被災者の新たな居住地として、もともと武家屋敷であった現在の東神田地域が割り当てられ、新たに「豊島町」が誕生しました。

​町名の由来については明確ではありませんが、町奉行が「この一帯が属している豊島郡には豊島村という地名がすでにあるが、それとは別に豊島町という町名があってもいいだろう」として名付けたと伝えられています。

江戸時代、このあたりには「比丘尼横丁【びくに よこちょう】」や、髪油【かみ あぶら】として
美男葛【びなん かずら】の油を売る店もあったことから俗に「桂横丁【かつら よこちょう】」と呼ばれた通りもありました。

そのほか、銘茶屋【めいちゃや】、菓子屋、水油仲買【みずあぶら なかがい】など、多様な商店が立ち並び、
商業の中心地として栄えていました。

明治になると、旅館、砂糖商【さとうしょう】などが集まり、さらに賑わいを見せました。
​これらの商業活動が地域の発展に寄与し、その活気は現在の町会活動にも受け継がれています。

当町会の該当区域は、東神田一丁目6〜11番地、東神田二丁目1〜7番地、岩本町三丁目6番地8〜13号、14号の一部、
11番1・2・3号の一部となっています。

【神輿の特徴】
当町会の神輿は浅子 周慶【あさこ しゅうけい】によって造られました。
台座【だいざ】は、2尺9寸(約87.9cm)となっています。
濃緑色【のうりょくしょく】加工を施した渋めの鳳凰に特徴があります。
総勢300名の担ぎ手により宮入を行います。