寳田(たからだ)恵比寿神社

25.05.10

行列は、10月19日、20日に行われる「べったら市」で有名な、寳田恵比寿神社の前を通過中です。

商売繁昌の守護神として多くの人々から崇敬を集める寳田(たからだ)恵比寿神社は、明治6年より神田明神の兼務社となった、歴史ある神社です。

創建年代は不詳ながら、徳川家康の江戸入府以前には宝田村の鎮守社として祀られていたとされます。
江戸城拡張により宝田村が移転を命じられたことで、現在の大伝馬町に遷座しました。
当地は金銀為替、駅伝、水陸交通の要所として非常に栄え、神社もその繁栄とともに歩んできました。

御神体の恵比寿神像は運慶作と伝えられ、徳川家康公より下賜されたものともいわれています。

毎年秋の風物詩「べったら市」は、この寳田恵比寿神社を中心に開催され、東京を代表する伝統行事の一つとして多くの人々でにぎわいます。
神幸祭の行列がこの前を通るのも、地域と祭りの深い絆を感じさせる場面です。