
山田信三総代によります献饌が執り行われました。
東京・千代田区にある「神田錦町二丁目」は、神保町や小川町、御茶ノ水と隣接する静かな街並みの中に、歴史と現代が調和する風情あるエリアです。
オフィス街としての顔を持ちつつ、周囲には大学や専門学校、文化施設も多く、知と学びの空気が漂う場所としても知られています。 近代的なビルの合間には、こぢんまりとしたカフェや老舗の飲食店も点在し、働く人や散策する人の憩いの場となっています。
この地は、江戸時代には武家屋敷が建ち並ぶ閑静な屋敷町でした。
なかでも有名なのが、「天下のご意見番」として講談や時代劇で知られる大久保彦左衛門忠教(おおくぼ ひこざえもん ただたか)。
寛永年間、この神田錦町二丁目付近に屋敷を構えていたと伝わっており、町の名にはそんな歴史の片鱗も刻まれています。
さらに近くには、かつて川が流れ物資の集積地だった「河岸(かし)」の地名も残っており、この一帯が物流と文化の交差点だったこともうかがえます。
今も昔も、多様な人と知識が行き交う「神田錦町二丁目」。 ちょっと路地に入ってみれば、ビルの谷間に歴史の面影が顔を出す、そんな奥深い魅力がこの街にはあります。
協賛スポンサー様はランダム順で表示しております。