岩本町・東神田地区連合 神田松枝町会

19.05.12
【町会の特徴】
昭和40年代のはじめまで、この界隈は神田松枝町と呼ばれていました。
名前の由来は、江戸城の大奥にいた「松ヶ枝」という老女の名に由来するという説があります。

旧松枝町あたりを中心にして、江戸のころまで、「お玉が池」という広大な池がありました。
桜の名所だったことから、当初は「桜ヶ池」と呼ばれ、池畔に茶屋が建っていました。
「お玉」というのは、この茶屋にいた看板娘の名前です。

景勝地・お玉が池の周辺には、江戸の文人や学者が多く暮らしていました。
その一人である伊東玄朴ら蘭方医達が、安政5年(1858)、種痘館を設立しました。
このお玉が池種痘所が、いまの東大医学部の出発点であると言われています。
 
町会の該当区域は、岩本町二丁目5〜7番地、10〜12番地となっています。

【神輿の特徴】
神田松枝町会は神輿とともに、山車にも御注目下さい。
山車は唯一宮入りする羽衣の山車です。
昭和13年に製作された極彩色の神輿とともに75年振りに新調された能衣装をつけ、宮入りする姿をぜひご期待下さい。
なお人形の面も近年若き能面作家により新調された作品です。

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