日本橋三・五地区 蛎一町会自衛会

25.05.10

【町会の特徴】
蛎一町会自衛会【かきいち ちょうかい じえいかい】は、東京都中央区日本橋蛎殻町【かきがらちょう】
一丁目29番から31番、および38番・39番を管轄する町会です。

江戸開府の頃は江戸湾、現在の東京湾に面した隅田川の河口、海浜の地で、その後の埋め立てで陸地化し、
浜町【はまちょう】と呼ばれていた地域です。
江戸湾の干潟だったこの地には、牡蠣の殻が打ち寄せられ、白く地面を覆っていたといいます。
町の名“蛎殻町”は、そんな自然の風景から生まれました。

江戸初期の頃には、船で江戸に入る物品を収納する蔵屋敷地【くらやしきち】でした。
やがてこの場所は埋め立てられ、町人の暮らす場所へと生まれ変わります。
海産物問屋や船問屋、倉庫商人たちが集い、江戸の物流と食を支える町として栄えました。
この町の背後には、江戸の水運に支えられた力強い経済の流れがありました。
日々の商いと暮らしを守るため、人と人とが支え合う“町の力”が、ここには根づいていたのです。

明治時代になると、町は正式に“蛎殻町一丁目”と名付けられ、近くには水天宮が移り、町は門前町としてもにぎわいを見せました。

蛎一町会自衛会(かきいち ちょうかい じえいかい)は、特に防災活動に力を入れている町会として知られています。
​定期的な防災訓練や講習会を開催し、地域の防災意識の向上に努めています。​
また、町内の清掃活動や防犯パトロールなども積極的に行い、住みよい環境づくりに取り組んでいます。