甘酒横丁

25.05.10

行列は甘酒横丁を巡行中です。

東京・日本橋人形町にある「甘酒横丁(あまざけよこちょう)」は、明治の香りを今に伝える、情緒たっぷりの商店街。老舗の和菓子店やお惣菜屋、雑貨店が軒を連ね、食べ歩きや街歩きに人気のスポットです。

この通りの名は、明治時代、甘酒横丁の入口付近に「尾張屋」という甘酒屋さんがあったことに由来します。
おいしい甘酒で知られたこのお店は、近隣の人々の憩いの場となり、やがてこの通り全体が「甘酒横丁」と呼ばれるようになりました。

さらに、関東大震災の後には道路が広げられ、街並みも変わりましたが、今でもこの道は「甘酒横丁」として親しまれ続けています。
古き良き東京の面影を残しながらも、時代とともに姿を変えながら、人々の生活に寄り添ってきた通りです。

現在では、人形焼、たい焼き、漬物、甘味などを扱う店に加え、カフェやベーカリーなども立ち並び、老若男女が楽しめる魅力的なストリートに。伝統とモダンが交差する風景が広がっています。