
横山町問屋街を入ってすぐの、宮入本店前にて宮入正英総代によります献饌が行われました。
中央区・日本橋横山町に位置する「横山町問屋街」は、アパレルや服飾雑貨などを中心とした問屋が軒を連ねる、東京有数の卸売のまち。
現在も約300店以上の店舗がひしめき合い、日々多くの仕入れ客やバイヤー、一般の買い物客でにぎわっています。
そのルーツは江戸時代初期までさかのぼります。
この地にはかつて西本願寺の別院が建てられていましたが、明暦の大火(1657年)によって焼失し、後に築地へと移転。その跡地が町屋として整備され、商業の街として発展していきました。
また、町名の「横山町」は、この一帯が江戸時代に御家人・横山氏の知行地だったことに由来するといわれています。
宗教と武士、そして商いの歴史が交錯する、まさに“江戸の縮図”のような土地なのです。
現在の横山町問屋街では、昔ながらの暖簾を掲げた老舗と、モダンなスタイルの新店舗が共存しており、まち歩きにもぴったりの雰囲気。 専門性の高い商材がそろう一方で、最近では一般客向けに小売を行う店舗も増えており、海外からの観光客の姿も見られるようになっています。
江戸の面影を残しながら、今も「商いのまち」として活気を放つ横山町。 喧騒の合間に、東京の商業文化の芯を感じることができる、そんな場所です。
協賛スポンサー様はランダム順で表示しております。