
神幸祭の行列は淡路町交差点を右に曲がり、靖国通りを巡行しています。
東京・千代田区にある「小川町(おがわまち)」は、神田エリアの一角に位置しながら、独自の色を持った魅力あふれる街です。 現在はスポーツ用品店やグルメの街として知られていますが、実は江戸時代から続く由緒ある町名。その名は、神田川に注ぐ小川が近くを流れていたことに由来します。
スポーツの街としての現在
小川町は現在、日本でも有数のスポーツ用品店街として知られています。
とくにスキー、スノーボード、登山、ランニング用品の専門店が多く並び、アウトドア好きにはたまらない風景が広がっています。
1995年には、小川町から駿河台下にかけての靖国通り沿いにある約60のスポーツ店が「神田スポーツ店連絡協議会」を結成し、同年より毎年10月に「神田スポーツ祭り」を開催。
さらに、注目すべきはご当地プロレス「神田プロレス」! 地元の人々が応援する中、路上や商店街で行われる熱い戦いは、スポーツと地域文化が融合したユニークな催しとして人気です。
カレーの街・小川町のもうひとつの顔
そしてもう一つ、小川町の魅力として外せないのが「カレー」。
この界隈は、“カレー激戦区”として全国的にも知られており、100軒以上のカレー店が集まっています。
2011年からは、地元の有志や飲食店が協力し「神田カレーグランプリ」を開催。予選と本選に分かれて行われるこのイベントは、毎年多くのカレーファンが訪れる一大グルメ祭として定着しました。
伝統と新しさが共存する街
小川町は、古くから続く地名と歴史を大切にしながら、現代のカルチャーやスポーツ、グルメを受け入れてきた街です。
神田祭の際には町会として神輿も出し、伝統文化にも深く関わっています。
秋葉原、神保町、御茶ノ水といった名所に囲まれた立地の良さもあり、気軽に立ち寄れるこの街を、ぜひ一度ゆっくり歩いてみてください。
神幸祭の行列は、日本有数のスポーツ用品店街、カレーの街を通り、猿楽町へ向かいます。
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