美倉橋

25.05.10

行列は和泉公園を出発し、神田川に架かる静かな街角の橋、美倉橋(みくらばし)を通過しています。

東神田二・三丁目と神田佐久間町四丁目を結び、清洲橋通りの上にあるこの橋は、地域に根ざした穏やかな存在として、日々多くの人の生活を支えています。

「美倉橋」という名前は、かつてこの界隈にあった美しい蔵の風景に由来すると言われており、古き良き東京の面影を今に伝える橋のひとつです。
周辺には昔ながらの問屋や小規模な工場、住宅が並び、時折、川沿いを歩く人々の姿も見られる、静かでのんびりとした空気感が魅力。華やかな観光地ではありませんが、だからこそ、街歩きの途中で立ち止まりたくなるような『“東京らしい”日常の風景』に出会える場所です。

橋の上から眺める神田川と、その向こうに広がる町並み。
ここには、にぎやかな都心とは少し違う、東京のもうひとつの表情が静かに流れています。

美倉橋を通過後、左折して東神田を巡って行きます。