明治座前

25.05.10

明治座の前で、三田芳裕総代によります献饌が執り行われました。

東京都中央区・浜町にある「明治座」は、1873年(明治6年)に「喜昇座(きしょうざ)」として創建された、東京でもっとも古い歴史を持つ劇場です。
「久松座」を経て「明治座」と改称され、以来150年にわたり、江戸から続く芝居文化を現代に伝える場として、多くの人々に愛されてきました。

明治座では、歌舞伎や時代劇、新派、現代劇、ミュージカル、演歌コンサートなど、ジャンルを超えた多彩な公演が年間を通じて上演されています。

近年では、市川海老蔵や片岡愛之助らによる本格歌舞伎公演のほか、氷川きよし、山内恵介などの歌手による特別公演、宝塚OGや人気俳優が出演する新作舞台なども人気を集めています。

2024年には、笑いあり涙ありのエンタメ時代劇や、歌謡ショーを融合した二部構成の舞台が話題に。劇場ファンだけでなく、観光客や初めての観劇体験にもぴったりのブログラムが多数そろっています。

1993年に建て替えられた現在の劇場は、伝統の格式と現代的な快適さが融合した空間で、幕間にはお弁当や甘味も楽しめるなど、観劇そのものが”おもてなし”として完成された体験になっています。

江戸の粋、明治の志、令和の躍動。
明治座は、時代を超えて人々に感動を届け続ける、日本の劇場文化の原点です。
まち歩きの途中に、少し贅沢な時間を味わってみてはいかがでしょうか?